人工血管置換手術の傷の痛みと熱、それを抑える痛み止めの作用で一晩ボーっとしながら迎えるICUです朝です
私以外にも患者さんが7・8人いて一晩中色んなところでアラームやナースコールが鳴って、看護師さんが必死で対応されていたなぁと薄っすら記憶してました
そんな中、何とか一晩耐えましたよ
- 5:30 朝の検診 血圧検温 熱が38℃近くある
人工血管という異物を体内に埋め込んだんだから、そりゃ体も拒絶反応起こして熱も出るわな
- 6:00 体重測定とレントゲン
自分起き上がれないんだけどこれどうやってやるんだ?と思ってたらベッドの横にクレーンみたいのが登場 これが体重計

「ちょっと腰浮かせてくださいね」「体引っ張ってずらすね」とか言いながら背中の下にシートを敷いていくのよ
当然めちゃくちゃ傷は痛いわけで
それで体ごとシートに包まされてクレーンに引っ掛けて体重を計るって仕組みなのです
ん、これ動物園や水族館で動物の体重はかるやつやん!
同様にレントゲンも金属の板を敷かれたりして撮影
朝から痛みに耐えてよく頑張った
- 7:15 朝の回診 主治医の先生をはじめ、科の先生方が5人位
「体調はどうですか。ちょっと傷口見ますね」って腹部の傷口を触るもんだからそれだけで激痛
で、傷口に貼ってあった、ガーゼとテープをベリベリっておもむろに容赦なくはがすもんだから、さらに悶絶(ガマン・ガマン、大人・大人って唱えて耐えてた)
「傷口は大丈夫ですね。問題ないです」
恐る恐るちらっと見ると事前説明のとおり、おヘソの上から下腹部にかけて20cmくらい縦にばっさりやられてましたよ 覚悟はしてましたけどちょっとショックですよね

その後今度は「キズパワーパッド」みたいなフィルム状のテープだけを貼っていかれました
糸も溶けてなくなるタイプみたいで、テープはしばらく貼ったままのようです
- 午前中 ICUでは点滴で血糖値と水分を管理コントロールしてるので当然食事もなければ水も飲めない 発熱で体が暑く喉がカラカラでそれがかなりシンドい ウトウトしながら辛抱です
なんと手術の翌日には座り・立ちの練習をさせられます
これは体を動かすことによって手術後の腸閉塞(イレウス)を予防するためだそうで 看護師さんからはとにかく積極的に体を動かすことを指導されますし ガス(おなら)が出たかを検診ごとに聞かれます
とは言ってもいつもどおり起き上がろうとすれば自然と腹筋を使ってしまい激痛が走る訳なんですよ
なのでできるだけ腹筋を使わずに起き上がる方法を教えてもらい
1)電動ベッドで上半身をできるだけ垂直に近い状態まで曲げる
2)ゴロンと横に転がりながら足をゆっくりベッドの横から下に下ろす
3)腹筋を使わず両腕の力だけで体を起こしてベッドの縁に座る
ことで数分かけて座ることができたのだが それだけでヘロヘロ
とにかく両腕で体を終始支えながらじゃないと腹筋に痛みが走って動くどころじゃないのです

そこから、そーっと足にだけ力をいれながら立つところまで成功!
食事も水も摂ってないのでもうそれだけでフラフラってことで 今日はここまで
とはいえ開腹手術翌日に立ち上がることできるんだなぁと感心してしまった
- 21:00 消灯
その日は傷の痛みと発熱を痛み止めで抑えて、耐えるように横になってるしかなかった
ただ横になっているだけでも、背中は痛くなるし関節はこわばるしでそれはそれでかなり辛い
明日は歩けるところまでいきたい!ガスも出したいし 腸閉塞はマジ勘弁
○豆情報
手術の前にはスマホやタブレットの電源オフ 時計のアラームもオフにしておこう!
基本的にICUでは個人の電子機器の使用は禁止されます(様々な計測機器の誤作動を防ぐためだと思います)
大部屋にあった自分の荷物はICUに運んでくれるのですが、電源オフのルールを知らなかったので(注意事項に書いてあってかも)私のスマホは手術翌日の早朝に目覚ましのアラームを鳴り響かせるのであった
ボーッとした頭で どこにしまったかの記憶も定かではないスマホやIPadや時計を看護師さんにキャビネットの中や持ってきたカバンの中やポケットの中やらそこら中ひっくり返して探してもらいました
手足が固定され点滴もつながった痛い体で一つ一つ電源を切る作業は辛すぎます
看護師さんに代わりに切ってもらおうにもスマホなどはパスコードの入力があったりするので結局自分でやらないといけない訳です

手術の前には電子機器の電源オフ 忘れずに!
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