今日もICUの夜間はあちこちで機械のアラームやナースコールが鳴り警告ランプも点滅しっぱなしである
昨日のリハビリではベッドの縁にちょこんと座ることができた程度でちょっと不甲斐ないと感じ
そこで今日のやることリストを考えてみた
1)立って歩く
2)ガス(オナラ)を出す
と意気込んだのにも関わらず、起きた瞬間から痛み止めが切れてて体を動かせない
果たしてどうなることやら
- 5:30 朝の検診 いつもの血圧検温心音に加え 立っての体重測定
昨日1回しかできなかったベッドから起き上がりからの立ち上がりでの体重測定(一般人にとっては普通ね)
何とか測定を終えたが、あまりの痛さにこの後のレントゲン撮影時の苦痛が頭をよぎり痛み止めを懇願
- 6:00 レントゲン撮影 こちらは昨日を同様 撮影前に金属板を背中の下に入れる際に腰を浮かす動作の時に思わず腹筋を使ってしまうのでマジ痛む
後の回診で言われることだが、お腹にはたっぷりガスが溜まっていた 確かにお腹が張っている
- 7:15 朝の回診 今日は傷に貼ってあるフィルムテープを剥がさずその上からの診察
「傷口も順調に治ってきてます。大丈夫ですよ」
と言って傷口付近を触ってきてまたもや悶絶
でも「傷には触ってませんよ」と
どうやらこれまで痛いと思っていた痛みは「傷口そのもの」の痛みではなく、お腹を触られて反射的に腹筋に力が入ってしまった事による、切られてまだ修復されてない腹筋の痛みだったのである
実際そっと自分で傷口に触ってみても痛くはない そうゆうことなら対処できる
いきなり触られるのでビクっとなって腹筋に力が入ってしまうのなら、あらかじめ自分でお腹に手を当てておけば(診察にジャマにならない場所)腹筋がビクっとならないはず!
- 9:00 今日は体拭きと病院着交換の日
ここで日中の担当の看護師さんがとある男性の方に交代するのだが、このことがリハビリの進捗を一気に進ませることになるのであった
まずは体をキレイにして着替えもさせてもらったところで
「少しづつでもいいので歩く練習したほうが治りが早いですよ。ベッドのシーツも替えますので、ちょっと車椅子に座っててください」と
で、昨日と同じ手順で腹筋に力を入れないように車椅子に一人で座ってみるとあることに気がつくのです
昨日より痛くない。回復している!そしてなにより呼吸がめちゃくちゃ楽!!
ベッドでずっと寝てると体の重さで肺が圧迫されて呼吸がうまくできてなかったようだ
体全体に酸素が行き渡るのを感じ元気が出てくる
よく寝たきりは良くないと言われるが、足腰の筋力が落ちることに加え呼吸が浅くなって体力が落ちちゃうことも良くないのであろう
結局ベッドのシーツ交換が終わっても車椅子に座っていることにした 途中で頑張ってその場足踏みなんかもしたり
ただそれはベッドで寝てるより呼吸しやすくて楽って理由だけ
- 13:00 リハビリ 歩行練習
ずっと座っていることを知ったリハビリ担当の看護師さんが
「じゃ、ちょっと歩いてみましょうか」
上体を起こしている状態に慣れてきていた私は慎重な足取りながらもICUの中をスタスタ
歩けてる!
「昨日に比べてすごい進歩ですね!ここまでできれば気をつけながら一人で歩く練習してみてください」
と、わずか5分程度でリハビリ終了
- 14:00 休憩しながら歩く練習をしていた私をみていた日中の担当男性看護師さんが
「ここまで歩けるようなら先生に大部屋に移してもらうように言っときますね」
いやいやちょっと待てと、手術してから40時間ほどだぞと、まだ痛み止め必要な状態だぞと
16:00 ところがあっさり先生の許可が下りて大部屋に移されるのであった
ICUにあった自分の荷物が大部屋に運ばれてその整理をしている最中になんと
ガス(オナラ)がでた!
本日のやることリスト達成
- 19:00 夕方の回診
「大部屋に移れてよかったですね」嬉しいけどこんなに早くて大丈夫かな
熱が下がらず37℃後半なんですけど
大部屋なのでとなりの部屋から食事の音と匂いがする
未だ水も許可されず点滴のみで辛い
点滴で水分不足は感じないが とにかく喉を湿らせて潤したい
- 21:00 消灯
なかば強引に大部屋に移された訳だけど担当の男性看護師さんには感謝です
あの人いなかったら未だにICUのベッドに寝てたんじゃないかな
それに患者さんもどんどん来るからICUのベッドも空けていかないといけないしね
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