昨日の晩から大部屋に移ったからといって特に熱も下がるわけもなく、痛み止めをもらって一晩中ウトウトするだけでしっかり睡眠がとれていない
いきなり回復する訳ないですよね
どうせ入院してるし眠くなったら昼間でも眠ってしまえばいいやと
病気して入院してて療養中であることを実感してしまうのです
- 5:30 朝の検診 まだ37℃後半
- 8:00 朝の回診 今日も先生方が数人でやってきた
触診されるので痛いし正直いい気はしない
ただ自分で触るぶんには痛くはない 他人に触られると痛いのだ
自分で傷テープの上を触ってみるとぷにぷにして液が溜まっている
なのでテープを張り替えるのではないかと内心ビクビクしていた
とにかくその時が痛いのは確実だから
ところが「うん大丈夫ですね順調に治ってきてます」と
どうやら液が溜まっているのがいいようなのだ
この傷口からですジュクジュクした液体は滲出液(しんしゅつえき)といってその中に傷を治す成分が入っていて治りを早くするらしい
そして傷もキレイに治るみたい
市販されている傷パワーパッドの病院版
というか逆で業務用が市販化され傷パワーパッドにですね
- 午前中 職場や友人に、手術終わってICUを出て大部屋に移ったことを連絡
ICUではスマホの電源入れられないしそもそも動けないので、外部と連絡できないと思ってた方がいい
正直まだまだ電話するのもきついのいでメールで手短かに済ますことにする
- 12:00 お気づきだろうか未だ点滴だけで食事はおろか飲水すら許可されていない
点滴で血糖値と水分はコントロール補給されているので、口の中の乾きはあるもののものすごくお腹が空く感じはない
ただ尿道カテーテルのおかげで尿意もないのにベッドの横のバッグにおしっこがみるみる溜まっていくのが恥ずかしくもある
ほんとにいつの間にかバッグがパンパンになる勢いなのだ
- 午後 タブレットで時間潰し ネット見たりYoutube見たり 体に管がつながっているのでやれることは限られているのです
タブレットのkindleには本や雑誌も入れてある
そこでコミックの「鬼滅の刃」を読み始めた 私はアニメから作品を知ったにわかファンである
この時間でアニメ化されてない後のストーリーを読んでしまおうを思った訳
主人公の竈門炭治郎や仲間たちが「呼吸」の鍛錬によって、敵である鬼たちを倒していく物語である
鬼との戦いの中で時に絶望し大怪我を負いながらも呼吸の鍛錬をし、歯を食いしばり踏みとどまり前に進む姿に年甲斐もなく涙を流して(マジで)感動していた
というのも昨日、手術後やっとベッドから起き立ち上がり、肺の圧迫から開放され呼吸が楽になって体中に酸素が行き渡り、元気が湧いて来るのを実感していたからである
作中で「全集中の呼吸」というものがあり、肺を大きくし血の中にたくさん空気を取り込むことで体が熱くなって強くする鍛錬があるのだが、今まさに自分が感じている状態そのものだったからだ
「集中して呼吸の精度をあげろ 体の隅々まで神経を行き渡らせろ」
「五感を開き自分の体の形を血管の一つ一つまで認識する」
療養中の自分には刺さる台詞のオンパレードだった
鬼たちを倒す技にはいわゆる「〇〇の呼吸 △△の型 □□□」と名称が付けられている
私は勝手になりきり「回復の呼吸」と唱えて複式深呼吸をしていった
○入院に持ってたらよかったもの
今回はkindle(電子書籍)
本そのものでもいいんじゃないのと思うかもしれませんが、下記の理由で断然電子書籍をオススメします
1)本そのものが荷物になる
入院時には着替えの他、持っていきたいものが増えてしまいがち ダウンロードしておけばそれを減らせるのは大きなメリットです
2)多くの本の中から好きなものを選択できる
仮に持っていった本が自分に合わなかったらそれまでです。電子書籍ならダウンロードすればいいいだけですからね。
経験上療養中に、ビジネス系や資格の本、小難しい内容のものは体が受け付けず入ってきませんでした
娯楽として楽しめるものがいいと思います
3)本を支えたりページをめくるのが大変
私の場合もそうですが多くの場合点滴をしてベッドで療養することが多いと思いますので、本を持ったりページをめくるのが億劫になります
電子書籍の場合、スタンドさせることもできますし、画面スワイプやタッチでページ送りができます
今回は「鬼滅の刃」を読破できてほんとに良かったと思っている
コメント